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キャンベルタウン・モルト
キャンベルタウンはスコットランドの北西に位置する大西洋に向かって突き出たキンタイア半島の先端の街、ハイランドの一部である。現在のキャンベルタウンの蒸溜所はわずかにふたつ、スプリングバンク蒸溜所とグレンスコシア蒸溜所を残すのみとなっている。大麦の主産地でスコットランドには数少ない石炭の鉱脈があり海に面して海運が栄えていた場所であったがやがて、石炭は掘り尽くされ、アメリカの禁酒法時代が終わりを告げたと同時に、密造所等で造られていた粗悪なウイスキーを送り出していたことから、人々の関心は良質なウイスキーに心変わりし、キャンベルタウンモルトから離れていった。このことかでキャンベルタウンから蒸溜所は姿を消していった。またこの地は、1920年代にニッカウヰスキーの創設者である竹鶴政孝氏がウイスキー作りを学んだ場所でもある。
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