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ネグローニ (Negroni)
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イタリア、フィレンツェの老舗レストラン、カソーニのバーテンダーが、ネグローニ伯爵の食前酒としてつくり、名前をつけるのを許可されたといわれている。ジンとカンパリという相性のいい組み合わせが味を引き立たせる。
ドライ・ジン
1660年、オランダはライデン大学医学部の医師フランシスカス・シルビウスは、利尿効果のあるジュニパー・ベリー(ねず松の実)をアルコール液につけた薬用酒を開発した。この新薬は「ジュニエープル」の名で薬局で販売されたのだが、スッキリした口当たりが評判になって酒屋にまで登場。やがて海を越えてロンドンに渡った「ジュニエープル」を、イギリス人はジンと略して呼び始めた。ジンの来歴は以上のようなものだが、現代のジンはとうもろこし、大麦、小麦、ライ麦などの穀物を原料に、ジュニパー・ベリーや柑橘類の果皮、スパイスなどを使用してつくられる。今日では、オランダやイギリスばかりではなく、ドイツやアメリカなどさまざまな国で生産されている。 カンパリ
イタリアのアペリティフのなかでも、もっともよく知られたリキュール。1860年、ピエモンテ州のノヴァーラのガスパーレ・カンパリ氏によって作られました。ガスパーレの若かれし時、トリノのバールでお酒の勉強をし、その後、ミラノにて自分のバールを経営することになり、まずそこで開発されたリキュールは「オランダ風苦味酒」(ビッテル・アルーソ・ドランディア)という名前で、このバールだけで売られていましたが、1882年にカンパリ氏が亡くなった後、息子ダビデがその名を「カンパリ」に変更。一般にソーダ割かオン・ザ・ロックで飲むが、カクテルではアメリカーノとネグローニが有名。非常にドライで、キナ皮の風味が特徴。 スイート・ベルモット
白ワインをベースにブランデーを加えて補強し、数多くの香草の風味を加えたフレーバードワインの一種。スイート・ベルモットは甘口で、イタリアン・ベルモットと呼ばれることもある。糖分を加えカラメルで色が濃くなっているものです。イタリアでは通称ロッソ(Rosso)と呼ばれているますが、着色をしない黄金色のビアンコ(Bianco)もあります。 |
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