一般に背が低く、円筒形に近い小形タンブラー。そのデザインが古くより酒器として使われてきたものであるため、正式には「オールド・ファッションド・グラス」と呼ばれている。口径が広く大きな氷がそのまま入るため、ウイスキーやショート・ドリンクをオン・ザ・ロックスで飲むときに用いられる。丸く削った氷を入れて楽しんでもらうことができるのも、このグラスならでは。容量は180〜300ml。
オールド・ファッションド・グラス
セヨンのカクテルレシピ
セヨンとはいたずら好きの紫の妖精のこと。淡い紫が特徴でライムの香りが漂う魅力的なカクテル。グラスはカクテル・グラスではなく、オールド・ファッションド・グラスで甘みと香りの変化を楽しんでいただきたい。
- ベース
- ジン
- 材料
-
ドライ・ジン
40 ml
-
クレーム・ド・バイオレット
20 ml
-
フレッシュ・ライム・ジュース
15 ml
- 技法
- シェーク
- 方法
- シェークして、氷を入れたオールド・ファッションド・グラスに注ぐ。
ドライ・ジン
ドライ・ジン
１６６０年、オランダはライデン大学医学部の医師フランシスカス・シルビウスは、利尿効果のあるジュニパー・ベリー（ねず松の実）をアルコール液につけた薬用酒を開発した。この新薬は「ジュニエープル」の名で薬局で販売されたのだが、スッキリした口当たりが評判になって酒屋にまで登場。やがて海を越えてロンドンに渡った「ジュニエープル」を、イギリス人はジンと略して呼び始めた。ジンの来歴は以上のようなものだが、現代のジンはとうもろこし、大麦、小麦、ライ麦などの穀物を原料に、ジュニパー・ベリーや柑橘類の果皮、スパイスなどを使用してつくられる。今日では、オランダやイギリスばかりではなく、ドイツやアメリカなどさまざまな国で生産されている。
クレーム・ド・バイオレット
クレーム・ド・バイオレット
薬草・香草系リキュール。スミレの花の色と香りを再現したもの。バラ、アーモンド、バニラ、オレンジ果皮などを中性スピッリッツとブレンドして造られています。
フレッシュ・ライム・ジュース
フレッシュ・ライム・ジュース
絞りたてで新鮮なライム・ジュースのこと。代用品として、加工品のライム・ジュースを使う事もある。しかし、香りを大切にしたい場合は控えた方がいい。
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