アルコール度数が高いのに甘かったり、さっぱりして飲みやすかったりで知らず知らずに酔ってしまうレディーキラーと呼ばれるカクテル。
その名のとおり酔わせて女性を落とす甘い罠のカクテルだ。古くからレディーキラーと呼ばれるスクリュー・ドライバー、このカクテルはあまりにも有名であるが、昔はアルコール度数が高いウオッカを知らない女性に飲ませて酔わせていたことからだ。
スクリュー・ドライバーもひとつとしてあげられるが、なんと言ってもホワイト・ルシアンがいちばんだろう。カルーア・ミルクのような口当たりで飲みやすくカルーア・ミルクのアルコール度数は5度に対してこちらのアルコール度数は28度と数字を見れば一目で違いがわかるのではないだろうか。
ここでもうひとつ紹介させていただく昇天だが、こちらのアルコール度数は強烈の86度だ。通常のシェークだとやはりアルコール度数の強さが目立つ、そこで強めにシェークすることにより空気と混じり合い冷たさも加味されて飲みやすくなる。さらに、飲みやすさを求めるなら砂糖でスノー・スタイルに仕上げるのもいいだろう。そして、このカクテルは考案時に立ち崩れたほど強烈だった。
ミルクを入れたアイス・コーヒーのような味のカクテル。ウオッカは無味無臭の臭みのないスピッツなので、コーヒー・リキュールの香りと味がそのまま生きている。見た目も味も、アイス・コーヒーという楽しいカクテル。
White Russian
コーヒー・リキュール、カルーアの味が100%生きているカクテル。出来上がりの色とウオッカを使うことで、この名がついた。アルコール度数が高い割に口当たりがよく、飲みやすい。
Black Russian
スクリュードライバーにガリアーノを加えたレシピ。カリフォルニアのサーファー、ハーベイが、このカクテルを求めて壁を叩いて回ったという伝説から、有名になったカクテル。
Harvey Wallbanger
イギリスの皇太子妃アレキサンドラの名を持つカクテル、ブランデーの豊潤な香りとカカオのほろ苦さがマッチ。女性が好むカクテルとして、いつも上位にランクされている。
Alexander
横浜の老舗バー「ウィンドジャマー」オリジナルカクテル。「ジャック・ター」とは、“水夫”という意味で、横浜をはじめ日本中の数多くのバーで人気のムーディーなカクテル。恋人とふたりの時におしゃれな雰囲気を演出してくれる。そのフルーティーでなめらかな口当たりゆえに、思わず何杯も飲んでしまいそうになるが、意外にアルコール度数は高いので、飲みすぎには気を付けて。
Jack Tar
カクテル名は、「ベッドに入って」という意味深なネーミング。ナイトキャップ用に考案されたかは不明。コアントローはオレンジ・キュラソーで、香りが豊かなリキュール。ブランデーに芳醇な香りを加えた、大人の味わいのスタンダード・カクテル。
Between The Sheets
ロンドンで「ピンク・レディ」というドラマが上演され、大当たりをとった。そのドラマのヒロイン、ヘイルズ・ドーン嬢に捧げられたカクテル。魅力的なネーミングと美しい色彩が女性に人気がある。
Pink Lady
スコッチ・ウイスキーがベースのゴットファーザーに対して生まれたカクテル。また、ブランデーをベースにするとフレンチ・コネクションとなる。アマレットのやさしい甘みが無味無臭のウオッカによって生かされている。
God Mother
映画「ゴットファーザー」にちなんでつくられたカクテル。アマレットを加えたシンプルなカクテルとして世界的に人気。このカクテルがきっかけでブランデー・ベースに代えてなどのカクテルのバリエーションが増えてきたとされている。
God Father
世界一のアルコール度数を誇るスピリタスと世界一のアルコール度数のリキュール、ラッテ・リ・ソッチラを融合させた天にも昇るカクテル。アルコール度数はかなり強めだが、うまく空気を溶け込ませるようにシェークすると飲み口は意外とやさしい。
Go To Heaven