ニューヨークのバーテンダーズ・ガイドのれしぴによると、ビールだけでは物足りない人のために考案されたものと記されている。バリエーションとしてウイスキーを沈めるボイラー・メーカーがある。いずれもアルコール度数が高い。ショット・グラスを傾けずに上手に沈めることができるかが鍵となっている。
60 ml
適量
メキシコを代表する蒸溜酒、テキーラ。この名はメキシコ中央部を東西に横切るシエラマドレ山脈の北に位置する町・テキーラにちなんだもの。テキーラの原料は竜舌蘭(ヒガンバナ科の常緑多年草:リュウゼツラン)の一種。葉をそぎ落とした株を蒸し、甘い汁液を搾り、醗酵・蒸溜した酒がメスカル。とくにテキーラの町でつくられたメスカルは、品質に定評があり「テキーラ」の名で親しまれるようになった。一般的にテキーラは無色透明だが、オークの樽で熟成した琥珀色のテキーラもある。熟成したテキーラはゴールド・テキーラといい、豊かでまろやかな香味が特徴だ。ストレートのほか、マルガリータなどのカクテルの材料としての人気も高い。
日本では、ビールの定義というものを酒税法第3条第7号に定めています。
(イ) 麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの。
(ロ) 麦芽、ホップ、水及び米その他の政令で定める物品を原料として発酵させたもの。但し、その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の十分の五をこえないものに限る。
したがって、米その他の政令で定める物品(米・コーン・スターチ・糖類など)を麦芽の半分をこえて使うと、ビールではなく発泡酒ということになります。しかし、麦芽は大麦麦芽とは限らないので、小麦麦芽を使ったバイツェンビールもビールに分類されます。また、発酵も酵母による発酵とは限らないので、ランビックのように酵母による発酵と乳酸菌による発酵が同時に行われるものもビールに分類されます。
米・スターチは優れたでんぷん原料で、濁りの原因になるたんぱく質が少ないという特徴があり、副原料を使うと、たんぱく質やアミノ酸などの少ないすっきりとした味わいのあるビールとなり、一方、副原料を使わないビールは麦芽の特徴が強く出た味わいのあるビールとなります。 世界の主なビールはピルスナー、ドルトムンダー、ボック、エール、アルト、ケルシュ、バイツェン、トラピスト、ポーター、スタウト、ランビック、アメリカビール、ライトなどさまざまあります。